初めての転職が考えている
転職したいけど自分に合っている仕事がわからない
転職するのが怖くて動けない
このように初めて転職活動をする場合、不安や恐怖を感じるのは当たり前のことです。
そこで本記事では、初めて転職をした人の実体験や転職経験者に対してのアンケート調査をもとに、初めての転職で「怖い」と感じたことや注意点などを元転職アドバイザーが紹介します。
安心した状態で初めての転職活動を始めるためにも、参考にしてください。
- 初めての転職では多くの人が「転職先」に不安を感じている
- 初めての転職では注意点を把握することが大切
- 自分に合った仕事を見つけるにはコツがある
私の場合、初めての転職をするのに数カ月かかりました!焦らずに一歩ずつ進めることが大切です!
動けないのは当たり前!初めての転職は「不安」や「恐怖」を感じやすい
初めての転職では、「転職先が自分に合わなかったらどうしよう」「面接ではしっかり答えられるだろうか」などの不安や恐怖を感じますよね。
このように考えている方は、転職を成功させるための注意点を把握したうえで、転職活動の進め方を知っておくとが大切だということです。
例えば、自分はどのような仕事内容・職場環境に合っているのか、転職活動を効率的に進めるにはどうしたらいいのかを考えます。
後ほど転職活動の注意点と進め方を解説するので、確認してみてください。
転職は人生の大きな転機です。今の会社に不満を感じている方は、注意点と進め方を把握し、動けるようにしましょう!
初めての転職を経験した人のリアルな声
初めての転職を経験した人のリアルな声を集めました。
初めての転職活動をどのように感じていたのか、転職後に後悔しているのかリアルな声を確認してみてください。
「初めての転職は怖かったが、自分の未来をイメージすることで転職できた」
今の会社が嫌なら転職しよう!
— ポーラー☕JTC経理マン (@polar_11381) May 28, 2023
って聞くけど、はじめての転職は正直怖い。
今よりもっと悪化したらどうしよう…
僕も考えてました。
でも、
しがみつくしかない自分は嫌だな。
家族へ愚痴ばっかりこぼすの嫌だな。
と思って転職したので、みんなも自分の未来をイメージしてみると良いよ。
この方は、初めての転職を怖いと感じていたが将来のイメージをしっかりと持つことで、転職を成功させたのだと言えるでしょう。
「初めて転職するときに4年ほど悩んだけど、悩んでいる時間がもったいなかった」
転職してみてわかったこと。
— たつお@上場企業の子会社経理マン (@tatsuo33092) December 5, 2023
・30代でも未経験で転職できる
・自分が望む働き方の会社はある
・転職癖がつくのは本当
・人間関係が1番大事
・大企業より中小企業の方がパワハラが少ない
初めて転職するときは4年くらい悩んでて時間がもったいなかったなー
この方は、転職するかを4年ほど悩んだ結果、もっと早く転職しておけば良かったと後悔しています。
一般的に、転職活動は若い年代ほどポテンシャルで採用されるため、年齢を重ねるごとにスキルや経験が重視されます。
この方のように、転職を悩んで年齢を重ねてしまい、「もっと早い段階で転職すればよかった」と後悔してしまう方もいるでしょう。
転職経験者に聞いた!初めての転職で不安や怖いと感じたこと
当サイトで転職経験者を対象に実施したアンケートによると、初めての転職で「怖い」と感じたことの多くが「新しい仕事先が自分に合っているかが怖かった」であることがわかりました。
そのため、転職活動で不安に感じやすい要素としては、転職先の仕事内容や職場環境、人間関係であるといえます。
また、7%の方が「周りの目が怖かった」と回答していることから、転職活動を始める際に同僚や上司、家族からの視線を気にしている方も一定数いることがわかりました。
転職活動はあなたの人生を決める大事なイベントです。他人の意見や周りからの目を気にせず、自分の気持ちを優先しましょう!ただし、生活を共にしている家族がいる場合は、しっかりと相談することが大切です。
「怖い」をなくそう!初めての転職で知っておくべき8つの注意点【全年代】
こちらでは、初めての転職で注意するべき点を紹介します。
こちらで紹介する8つの注意点を知っておくと、大きなミスをせずに転職活動を進められます。
こちらで紹介する注意点は、私が初めて転職する際に知っておけばよかった注意点です。また、転職経験の浅い方が見落としがちなポイントでもありますので、しっかりと確認しておきましょう!
①自分の市場価値を知る
初めての転職活動では、自分の市場価値を知っておきましょう。
というのも、自分の市場価値を知らないと、自分のスキルや経験に見合っていない企業に転職してしまう可能性があるからです。
例えば、これまでの経験やスキルから適切年収が500万円であっても、年収350万円の企業でも満足してしまう可能性があるからです。
あなたの市場価値に合った企業に転職するためにも、業界の経験年数に対する平均給与や求められるスキルなどをリサーチし、適正年収を把握しましょう。
また、自分の市場価値を理解しておくことで、内定後の待遇交渉を有利に進められますよ。
自分の市場価値を客観的に把握したい場合は、本記事の最後に紹介している転職エージェントに相談してください!そうすることで、業界に精通した担当アドバイザーが教えてくれますよ!
②志望動機は暗記しない
面接で答える志望動機は、丸暗記してはいけません。
というのも、志望動機を丸暗記してしまうと言葉に気持ちがこもらないため、台本を読んでいるかのような悪い印象を与えてしまうからです。
面接での志望動機は、あなたが応募先企業で働く理由やアピールポイントを伝える大切な場面です。
そのため、あなたの熱意や適性を面接官にしっかりと伝えなければなりません。
面接官の心に響く志望動機とは、要点のみを暗記して自分の言葉で話した志望動機です。
③働きながら転職活動を進める
初めての転職では、退職してから転職活動を進めることはおすすめできません。
というのも、退職後に転職先が見つからないと、収入源が途切れるからです。
収入が入らなくなると転職活動に焦ってしまい、魅力を感じない企業に妥協してしまうかもしれません。
また、転職をしている半数以上の方は、在籍中に転職活動を進めて退職後1か月以内に新しい会社へ入社していることが厚生労働省の「直前の勤め先を離職してから現在の勤め先に就職するまでの期間」でわかっています。
仕事と転職活動を並行して進めると疲れてしまうでしょう。転職活動は焦らずに無理のないペースで進めることが大切です!
④社会保険の切り替えに注意する
初めての転職では、「社会保険」に注意しましょう。
FP(ファイナンシャルプランナー)資格を保有している私がわかりやすく説明しますので安心してください!
社会保険は、会社に所属している期間のみに適用される保険です。
そのため、「現職の退職日」と「転職先の入社日」が数日以上が空く場合は、ご自身で国民健康保険・任意継続被保険者や国民年金への切り替えが必要となります。
健康保険の切り替え方法
- 国民健康保険:退職後14日以内にお住まいの地域の市役所・区役所で切り替えの申請。
- 任意継続被保険者制度:退職日の翌日から20日以内に加入していた健康保険組合に申請書を提出。
年金の切り替え方法
転職先の入社日が現職の退職日の翌月以降になる場合は、区役所の区民課や保険年金係事務所で手続きが必要。
健康保険や年金はすべての国民に加入義務があります。
したがって、会社で加入している社会保険が終了した場合は、切り替えの申請をする義務が発生するのです。
切り替え申請を忘れてしまうと、治療費が高額になったり、年金支払いの催促状が届いたりします。
また、「障害年金」を申請する際に直近1年で国民年金に滞納があると、申請できませんので注意しましょう!
⑤繁忙期の退職は避ける
現職の繁忙期と退職日を被らせないようにしましょう。
というのも、繁忙期に退職手続きをすると業務の引継ぎがスムーズに進まず、他の社員に迷惑をかけてしまう可能性があるからです。
そのため、退職するタイミングは閑散期などの転職しやすい時期になるようにしましょう。
また、会社の業績や業界の情勢によっては、辞めるタイミングが難しい場合もあります。
その場合、退職した先輩社員などの意見を参考にし、適切なタイミングを事前に確認しておきましょう。
⑥現職のパフォーマンスを落とさない
初めての転職では転職活動に集中しすぎてしまい、現職のパフォーマンスが落ちてしまうことも珍しくありません。
そのため、現職のパフォーマンスを維持できる転職スケジュールで進めることが大切です。
また、転職スケジュールに余裕をつくっておくことで引き継ぎ業務をしっかりでき、内定後にスムーズに退職できるでしょう。
お世話になった会社に迷惑をかけないためにも、普段どおりのパフォーマンスを発揮できる余裕のあるスケジュールで進めましょう。!
⑦労働条件に不審な点がないか確認する
初めての転職では、労働条件を入念に確認しましょう。
というのも、面接で話していた内容とは異なる労働条件を提示してくる悪質な企業もいるからです。
私が初めて転職活動をした際に、まったく異なる労働条件を提示してきた企業がいました
労働条件で確認すべき項目は、以下のとおりです。
- 労働時間(見込み残業時間)
- 年間休日
- 給与(基本給・賞与など)
- 福利厚生
- 各種保険
これらの項目で面接時に提示された条件とは異なる場合は、気軽に採用担当に確認しましょう。
なお労働条件をしっかりと確認できるか不安な方は、1人で転職活動をするのではなく、転職エージェントを活用することが大切です。
担当アドバイザーがあなたの代わりに労働条件を確認してくれます。
⑧1人で転職活動を進めない
初めての転職活動ではどのように進めていくのかわからず、遠回りした転職活動になってしまいがちです。
そのため、初めての転職活動では、転職サポートが充実している転職エージェントやキャリアコンサルタントにフォローしてもらいましょう。
私は初めての転職活動を1人で進めてしまい、長期的な転職活動になってしまいました。
サポートが充実している転職エージェントは、転職に関する不安や悩みを解消してくれ、あなたの転職活動を最短でゴールまで導いてくれます。
さらに、サポート料は基本的に無料ですので、安心して利用できます。
20代でおすすめの転職エージェントはこちらで紹介しています
初めての転職で注意すること【20代】
20代が初めての転職を考えている方に向けて注意点を3つ紹介します。
20代は社会人経験が浅く、多くの企業で長期のキャリア形成を考えて採用選考を進めてくれる傾向にあります。
応募先企業に高望みしない
20代の初めての転職で注意すること1つ目は、応募先企業に高望みしないことです。
というのも、高望みしすぎてしまうと、内定を獲得できずに転職活動が難航してしまうからです。
転職活動においてハードルの高い企業へ応募することも大切ですが、20代であれば転職後のキャリアアップも考えられるため自分のスキルに見合った企業も選択肢に入れましょう。
経験を活かせる職種・業種にしぼって転職活動をしてしまう
20代の初めての転職で注意すること2つ目は、経験を活かせる職種・業種にしぼって転職活動をしてしまうことです。
なぜなら、20代であれば未経験職種・業種だとしても、入社後にスキルや経験を積み重ねることで活躍できる可能性が高いからです。
そのため、企業の採用担当も20代であれば、未経験だとしても前向きに採用を考えてくれます。
「未経験業種への転職はできない」と自分から視野を狭くしている方は、考え方を変えて挑戦してみましょう。
新卒採用と同じ感覚で転職活動をしてはいけない
20代の初めての転職で注意すること3つ目は、新卒採用と同じ感覚で転職活動をしてはいけないことです。
新卒採用と中途採用の違いは、以下のとおりです。
新卒採用 | 中途採用 | |
求められること | のびしろ・熱意 | 経験・スキル |
評価されること | 学生として学んできたこと | 社会人として学んできたこと |
募集人数 | 多い | 少ない |
選考倍率 | 低くなりがち | 高くなりがち |
新卒採用と中途採用の大きな違いは、企業から求められることでしょう。
というのも、中途採用の場合、少なからず社会人としての経験を積んでいることから、これまでの業務経験やスキルをみられるからです。
また、一概には言えませんが、中途採用は事業拡大に伴う人員募集や退職などによる人員補充であるため、新卒採用よりも募集人数が少なく選考倍率も高くなる傾向にあります。
そのため、中途採用の場合は、多くの応募者の中から内定を獲得する必要があるのです。
20代後半で転職をする方はこちら
初めての転職で注意すること【30代】
次に30代が初めての転職で注意することを3つ紹介します。
30代は熱意、やる気、ポテンシャルよりもこれまでの経験やスキルが重視されます。
そのため、応募先企業の即戦力として活躍できることをアピールすることが大切です。
年下が上司になる可能性がある
30代の初めての転職で注意すること1つ目は、年下が上司になる可能性があることです。
1つの会社に勤めている場合、基本的に年上が先輩・上司、年下が後輩・部下であることが一般的でしょう。
しかし、転職して会社を変えることで新人社員になり、数年でも長く在籍している年下の先輩社員が上司になるケースも珍しくありません。
そのため、30代で転職をする場合は、年齢を気にせずに上司からの指導や指示には素直に従う必要があります。
熱意・やる気よりも経験やスキルが重視される
30代の初めての転職で注意すること2つ目は、熱意・やる気よりも経験やスキルが重視されることです。
というのも、30代であれば社会人経験も豊富なため、即戦力とした活躍できる人材を企業は求めているからです。
また、30代であれば20代に比べると長期のキャリア形成も考えにくくなります。
そのため、「熱意とやる気があれば転職できる」と考えている方は要注意です。
年収が下がる可能性がある
30代の初めての転職で注意すること3つ目は、年収が下がる可能性があることです。
というのも、転職で年収がダウンすることは珍しくないからです。
年収を決める際はこれまでの実績や経験、信頼があることで評価基準が上がりアップしていきます。
そのため、これまで長く務めてきた会社であれば、これらの要素が満たされているため、年収は高くなりがちです。
しかし、新しく入社する会社では実績や信頼は0からスタートします。
したがって、転職活動では年収アップにこだわりすぎないことが大切なのです。
また、年収アップを目指して転職するのであれば、入社後の昇進制度が整っている会社や福利厚生が充実している会社を選びましょう。
30代の転職で年収アップを目指している方は、長期的な視野で考えることが大切です。
自分に適した仕事とは?自己分析で長く続けられる仕事を見つけよう
自分に合った仕事を見つけるには、自己分析を徹底しましょう。
というのも、自分の得意分野や不得意分野、適性、価値観などを明確にすることで、自分に合った職場や仕事を見つけられるからです。
自己分析をする際は、まずは自分自身を見つめ直すことから始めましょう。
- 「今までどのような経験を積んできたのか」
- 「どんなスキルを持っているのか」
- 「どんなことに興味を持っているのか」
このように自分の経験や特徴を客観的に振り返ってみると、「やりがいを感じられる瞬間」や「仕事に求めていること」を見つけられます。
そして、それが転職活動の方向性を決める指針になるのです。
澤田の場合
- 「在宅で仕事したい」
- 「人の役に立つ仕事がしたい」
- 「コツコツ作業が好き」
- 「タイピングが好き」
また、自己分析をしておくと自分自身を深く理解できるため、面接で答える自己PRの手がかりも見つけられますよ。
自己分析には多くの時間と労力を使いますが、自分自身を理解することが転職成功のカギです!
初めての転職を成功させるには?覚えておくべきポイント5選
次に初めての転職を成功させるポイントを5つ紹介します。
面接時の身だしなみをチェックする
初めての転職では、面接時の身だしなみをチェックする必要があります。
というのも、就職活動と転職活動では、求められる身だしなみが異なるからです。
例えば、面接時には「服装自由」や「ビジネスカジュアル可」などの指定をしてくる企業もあります。
そのため、転職活動の身だしなみを事前にチェックしておくことが大切です。
【面接時の身だしなみで大切なこと】
- 清潔感を意識する
- 落ち着いた色の服装を意識する(ネイビーや黒、ベージュなど)
- 襟付きのシャツを着る
- 柄ものはさける
- アクセサリーは着けない(結婚指輪はOK)
- 髪色は落ち着いた色に染める
- 前髪は目にかからないようにする など
面接時では、第一印象を与える身だしなみがとても大切ですので、髪型や髪色、服装などの身だしなみをチェックしておきましょう。
転職活動中の髪色を知っておきたい方はこちら
スケジュール管理を徹底する
初めての転職を成功させるには、スケジュール管理を徹底しましょう。
というのも、転職活動で失敗するケースのほとんどが転職スケジュールを詰め込みすぎてしまうことだからです。
例えば、先のことを考えずに一度に多くの選考を進めて疲れてしまったり、目標を決めずにだらだらと転職活動を長引かせてしまったりなどが挙げられます。
転職を成功させるためにも、具体的な転職活動の期間を決め、期間内でどのように転職活動を進めるか計画しましょう。
転職活動はおもに6つの工程で進みます。それぞれをどのくらいの期間で終わらせるのかを考えることが大切です。
- 求人探し
- 応募
- 書類選考
- 面接選考
- 退職
- 入社
また、転職活動を効率よく進めるために転職エージェントに登録しておきましょう。
転職エージェントに登録しておくことで、6つの工程すべてをサポートしてくれます。
初めての転職を成功させるためにもスケジュールをしっかりと立て、メリハリのある転職活動を目指しましょう!
企業分析をする
初めての転職活動を成功させるには、応募先企業の情報収集は欠かせません。
気になる求人を見つけたら、以下の項目を調べましょう。
- 企業のビジョンや根付いている文化
- 提供している商品やサービス
- 業界全体の市場動向
- 競合他社との違い
これらの情報を把握することで、自分に向いている業界・企業であるかを認識できます。
また、同業界の他企業との違いや、自分のスキルをどのような方法で企業に提供できるかも判断できます。
企業分析の方法には、企業HPやSNS、会社説明会や合同説明会などがあります!
転職理由を明確にする
初めての転職を成功させるには、転職理由を明確にしましょう。
というのも、転職理由が明確でないと、転職先に求めることがわからないからです。
自分はどんな仕事をしたい?
自分はどんな会社で働きたい?
転職理由を明確にするには、現職での不満や将来のキャリア形成などを紙に書き出してみましょう。
そうすることで、何が不満で転職したいのかを見つけられます。
これまでの経験から具体的な目標を立てることで、転職先に求める条件や希望が少しずつ見えてくるのです。
あなたが本当に求めている仕事や職場環境を見つけるためにも、転職理由は明確にしておきましょう。
転職エージェントを活用する
初めての転職を成功させるには、転職エージェントの活用が必要不可欠です。
というのも、転職エージェントは希望条件に合った求人情報を紹介してくれたり、面接対策や推薦で選考を有利に進めてくれたりなど手厚いサポートを実施してくれるからです。
さらに、応募先企業に対して労働条件の確認や年収交渉なども代わりにしてくれるため、採用担当に直接言いにくいことも気軽に相談できます。
ただし、転職エージェントによっては、利用料が発生する場合があるため注意しましょう。
20代のおすすめの転職エージェントはこちらで紹介しています
転職活動の進め方は2パターン
転職方法の進め方は、大きく分けて2パターンです。
転職サイトやハローワークで求人に応募する
転職活動の進め方には、転職サイトやハローワーク経由で求人に応募する方法があります。
転職サイトやハローワークで転職活動を進めると、自分のペースで転職活動を進められたり、自宅近くの求人を見つけられたりなどのメリットがあります。
また、面接対策がなかったり、応募書類を自分で作成したりなどのデメリットも把握しておきましょう。
自分で求人に応募する際は、企業理念やビジョン、業績、社風などを確認し、自分に合った企業かどうかを判断することが大切です!
ハローワークで申請できる失業保険について知っておきたい方はこちら
転職エージェントに求人を紹介してもらう
一方で転職エージェントから求人を紹介してもらう方法もあります。
転職エージェントから求人を紹介してもらう場合は、求人情報の紹介だけでなく、あなたの転職活動全般をサポートしてくれます。
例えば、あなたの経歴や性格、希望条件からあなたに合った求人を厳選してくれたり、面接対策や履歴書・職務経歴書の書き方でアドバイスをしてくれたりします。
少しでも転職活動を有利に進めたい方は、無料で利用できる転職エージェントを利用しましょう!
転職を何から始めればよいかわからない方に向け【転職の流れ】
初めて転職活動をする方は、転職を何から始めればよいかわからないと思います。
こちらでは、そんな方に向けて転職活動の流れを順番に解説します。
「在職中」「退職済み」それぞれの転職活動の流れを見ていきましょう。
在職中の場合
在職中の転職活動の流れは、以下のとおりです。
- ステップ1:求人サイト・転職エージェントに登録する
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まずは、求人サイトや転職エージェントに登録しましょう。そして転職希望時期に合わせて転職スケジュールを組み立てます。
- ステップ2:転職活動のスケジュールを決める
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転職エージェントを利用する場合は、アドバイザと一緒に決めましょう。
- ステップ3:気になる企業に応募する
- ステップ4:履歴書・職務経歴書の作成
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自分の長所や短所、経験、スキル、目標キャリアを整理します。自己分析に力を入れることで自己PRや志望動機が見えてきます。
- ステップ5:選考を進める
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面接選考で大切なことは、自分の魅力をアピールすることです。
自分自身を最大限にアピールするためにも、転職エージェントと面接対策をしっかり行い、自分の言葉で答えられるようにしておきましょう。一次面接の通過率を知りたい方はこちら
- 転職における一次面接の結果はいつ?即日通過する理由や合格サインを紹介 「一次面接の結果はいつ?」と気になる方も多いと思います。本記事では、面接結果が届くまでの目安期間や、面接の通過率などを転職のプロが紹介します。また、一次面接の通…
- ステップ6:内定
- ステップ7:現職に退職の意思を伝える
-
無事に新たな仕事先が決まったら、直属の上司に退職の意思を伝えましょう。
なお、上司が退職の意向を受け入れてくれない場合は、その上の上司か人事担当に直接相談します。 - ステップ8:退職&入社
正しいステップで進めることで在職中の転職活動を成功させられます!
退職済みの場合
退職済みの転職活動の流れは、以下のとおりです。
- ステップ1:ハローワークにいく
-
ハローワークに行く理由は、失業手当の受給申請です。
申請しておくことで申請から3カ月経っても転職先が見つからない場合、失業手当を受け取れます。
また、失業手当を申請しておくことで、転職が決まったタイミング次第で再就職手当も受け取れます。 - ステップ2:求人サイト・転職エージェントに登録する
-
求人サイトや転職エージェントに登録して求人情報を収集し、興味のある求人や企業をリストアップしましょう。
- ステップ3:転職活動のスケジュールを調整する
- ステップ4:気になる求人に応募する
- ステップ5:履歴書・職務経歴書の作成
-
履歴書・職務経歴書の書き方が不安な方は、以下の記事を参考にするか転職エージェントにサポートしてもらいましょう。
- ステップ6:選考を進める
-
書類選考の期間を知りたい方はこちら
【転職】書類選考期間が長いと不採用?連絡が遅い理由や目安期間を紹介 転職の書類選考期間が長いと「不採用なのでは」と不安に感じますよね。そんな方は、書類選考期間が長くても不採用とは限りませんので、安心してください。ただし、応募書類…一次面接の通過率を知りたい方はこちら
転職における一次面接の結果はいつ?即日通過する理由や合格サインを紹介 「一次面接の結果はいつ?」と気になる方も多いと思います。本記事では、面接結果が届くまでの目安期間や、面接の通過率などを転職のプロが紹介します。また、一次面接の通… - ステップ7:内定
- ステップ8:入社
退職済みの方は、転職活動に使える時間が多いため、自己分析・企業分析を入念に行うなど万全の対策をしましょう。
退職していて離職期間が空いている場合は、資格の勉強などを少しでもしておきましょう!なぜなら、面接で離職期間について聞かれた際に「資格の勉強をしていました」と答えられるからです!
初めての転職についてよくある質問
最後に、初めての転職でよくある質問を紹介します。気になる質問があれば、参考にしてください。
会社選びで一番に求める条件とは?
会社選びで一番に求める条件は、人それぞれです。
また、家族や友人から「この条件を優先しろ」と言われ決めるのは転職失敗の原因にもなるので、さけましょう。
多くの方が会社選ぶで求める条件を紹介しますので、自分が求める条件を見つけてみてください。
- 社風で選ぶ
-
職場の雰囲気や業務の進め方など
- 仕事内容で選ぶ
-
人と接する仕事なのかクリエイティブな仕事なのかなど
- 社長や従業員の雰囲気で選ぶ
-
ハキハキしていて元気がよいか、落ち着いているかなど
- 待遇で選ぶ
-
現職の給料よりも高いか、家賃手当など福利厚生が充実しているかなど
- 安定性で選ぶ
-
将来性のある業界なのか、離職率が低いのかなど
- 成長性で選ぶ
-
新しい事業を立ち上げているか、売上は順調に伸びているかなど
企業を選ぶ上で基準を定めておくことは大切です。これまでの社会人経験から、転職先企業に求めることを明確にしておきましょう!
気をつけた方がよい転職先の労働条件は?
転職先の労働条件で気をつけることは、以下の6項目です。
- 入社日はいつなのか
- 引っ越しをともなう異動はあるのか
- 給料概要(昇給・降給など)
- 福利厚生
- 年間休日
- 労働時間
これらの項目は、会社で働く際にとても重要です。
例えば、面接で話した条件と給料額が異なっていたり、年間休日が少なかったりすると、入社後に大きなトラブルに発展する可能性があります。
また、労働時間での「固定残業」は要必要です。
固定残業制とは、毎月の給料の中にあらかじめ残業代が含まれていることを意味します。
固定残業時間が45時間の場合に、会社からは毎月45時間の時間外労働を強いられるかもしれません。
固定残業を設定している会社の面接を受ける際は、毎月の残業時間について事前に確認しておきましょう。
就職活動と転職活動の違いは?
就職活動と転職活動の大きな違いは、選考での募集人数や求められることです。
就職活動の場合は、新卒採用として数十~数百人規模で採用するのに対し、中途採用の場合は数人~数十人程度です。
また、中途採用ではこれまでの社会人経験が問われるため、採用選考の難易度は上がります。
転職前に応募先企業に聞いておくべきことは?
転職前に応募先企業に聞いておいたほうが良いことは、以下のとおりです。
- 仕事のやりがい
- 職場の風通し ※風通しとは下の意見を上層部が聞いてくれること
- リモートワークの可否
- 入社前と入社後のギャップ
- 残業時間
- 転勤の有無
- 資格取得支援
これらの質問は、あなたが入社後に長く働くために聞いておくべきことです。
すべてを聞く時間はないと思いますが、働く上で大切にしていることがあれば積極的に質問しましょう。
有給消化中にも転職はできるの?
有給消化中にも転職はできます。
しかし、有給消化中に転職する場合は、現職と転職先の労働条件で「二重労働」が許可されているなどの条件を満たす必要があります。
そのため、有給消化中に転職活動をしたい方は、事前に確認しておきましょう。
有給消化中に転職を考えている方はこちら
まとめ
初めての転職では、転職活動の流れや内定を獲得するコツなど転職に関するノウハウを知らない状態です。
そのため、一人で転職活動を進めるのではなく、転職エージェントをフル活用して少しでも転職活動を有利に進めましょう。
また、初めての転職は誰しもが「不安」を感じます。
転職に不安を感じることは当たり前のことですので、自分を責めないようにしましょう。